名前: ちー
留学開始時の学年: 修士1年
留学開始時の所属: 東北大 理学部 地球物理学専攻
卒業年月(予定): 2022年4月
留学プログラム : ダブルディグリープログラム
留学先 : フランス・パリ
所属先 : ポンゼショセ(パリ国立土木学院)
留学時期 : 2019/04/01 ~ 2021/02/28
留学期間 : 1年11ヶ月
過去の留学経験 : TASTE 海外短期語学学習
総費用 : ~200万
奨学金 : あり
奨学金名称 : BGF(フランス政府奨学生)
受給金額 : 月11万×17ヶ月分、合計約187万円
卒業時期 : 1年伸びた
東工大・ポンゼショセダブルディグリープログラムにて約2年間フランスに留学しました。修士1年の入学と同時に渡仏し、最初の半年を語学学校で、その後の1年半をパリ国立土木学院で授業を受けます。修士3年目で東工大に戻り、1年間修論研究や就活をして、3年で卒業し、日仏二つの修士号を取得するプログラムです。私の代(2019年渡航)はプログラムなかばでコロナが発生したため、フランス全土がロックダウンになり、自宅から一歩も出れない&授業もリモートなど後半は大変でした。結局は、無事インターンも含め全て修了でき、プログラムに対する大使館・大学その他バックアップの大きさを実感しました。
留学前はフランス語は全くできなかったので(A2)、4月〜8月フランスの田舎町ヴィシーの語学学校に通いました。ナポレオン時代のアール・ヌーヴォー建築が残る歴史的療養地で、小さく静かで川の流れる素敵な町です。ホームステイをしながら、フランス人の家族と朝食・夕食を食べ、朝から晩までフランス語で話します。世界各国から高校生・社会人・リタイアしたおじいちゃんまでが通うフランス一有名な語学学校で、週5日授業を受け、友達を作って土日や連休にはフランス中を旅行しました。語学の方は危機感から必死に勉強し、仏検準1級相当(C1)まであげることができました。学校の教室やホームステイ先など多くの建物は築約100年のためクーラーはなく、真夏はみんな死にそうでした。
フランスは役所関係・事務手続きが、遅い・適当・間違いを認めない・無責任なので、フランス語がネイティブでない人に対しての対応は最悪です。ビザを途中で失ったり、役所で5時間待たされたり、住居を追い出されそうになる、お湯が出なくなる、学生証が使えなくなる(全て体験談)などのトラブルの数々は長期留学生みんなが通る関門です。そのため、銀行・保険・住居・滞在証など自分で行うのが、非常に大変で友達との情報の共有・連携は欠かせませんでした。一人でやらないこと、周りに相談することが大切です。それから、周りが困っているときはお互い様と思って手を差しのべること!
英語
TOEIC 900~990→TOEIC 900~990
フランス語
CEFR A2→CEFR C1
フランス語は前々から勉強しておくことをおすすめしますが、言ってから死ぬ気でやるほかないです。通常帰国が1月末〜2月になるため、就活の情報収集や準備をフランスでやらなければいけないため、そこは大変でした。実は、私はそこでFLAPの人に助けてもらいました。一部の業界以外では焦らなくても、ちゃんと行きたい会社を考えておけば2月からでも問題ないですが、留学生用の就活フォーラム(ボスキャリ など)を使うのも一つの手です。日本にいる友達や先輩も留学中と言えば遠隔で絶対助けてくれるので、周りに頼ったり、愚痴を言ったりすることも大切です。
何回か長期留学を体験していますが、自分の人間関係・家族・知っている場所から離れ、言葉のわからない場所に暮らすのは、難しいこともたくさんあります。周りには必ず助けてくれる人が現れますし、これまで考えてきたこと、その場で考えることなど、自分の中に必ず答えはあります。そうやって人との出会いや広い世界を知る体験を通して、新しい自分を見て見ませんか